美味しい、について考える。
ご無沙汰しております。
東京は立川の隠れ家茶屋、茶房 Sweet time Sweet daysの山崎です。
いつの間にか月日が流れておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
わたしは最近、美味しいってなんだろう、という事を改めて考えております。
場と品を提供する側として、自分の中の思いと考えを巡らせて。
過ごしてくださる方の事を思って。
一番は愛情なんだろうな、と。つまるところ。
食材へ、人へのいたわりや感謝。
それが誰かの、他の物への否定にならない事が、とても大切で。
わたしの出す品は、提供前に味を変えもするし、提供時に完成でもありません。
甘味のプラスや濃さの差し引き。
提供後でも、可能な変更はいたします。
自信がないからではなく。
こだわりが強いが故に。
ここまではわたしのこだわりと、好みなので、ここからはあなたの欲しいものを、教えてください、と。
楽しいとき、疲れているとき、なじみの味。
一人で、みんなと、苦手な人と、大切な誰かと。
一人一人好みが違うのは大前提で、体調や環境、気分。
じわーっと満たされる。ほっと息をついて、肩の力を抜ける。
そんな場所に、味にできたら。
頬が緩む時間を、美味しいな、とそっと感じてもらえる品を、つくっていけたら。
そんな模索を、この先も続けていく事になりそうです。

Posted - 2022.3.9 Wed